前回はサッカー漫画が2つと、ちょっとジャンルが偏ってしまったので、今回はバラバラで選んでいきたいと思います!

それでは早速いきます!

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『哲也-雀聖と呼ばれた男』

哲也-雀聖と呼ばれた男
連載期間 1997~2005
作者 原作:さいふうめい、画:星野泰視
掲載誌 週刊少年マガジン
出版社 講談社
巻数 全41巻、文庫本全22巻
あらすじ
「勝負の世界でしか生きられない人々がいる。人は彼らをギャンブラーと呼ぶ」

時代は戦後復興期の日本です。1人の若者「哲也」が麻雀を通して、幾多の玄人達と、しのぎを削る名勝負を繰り広げながら、勝負師として成長していく姿を描いています。
ポイント
まず時代背景的が好きです。戦後の混乱期から復興を果たしていくという、ある意味、混沌としながらも勢いがあった時代。この時代の物の作品には興味があるものが多いのですが、こちらは主人公「哲也」の1人の男の、勝負師としての生き様を描いています。

明日どうなるかも分からない、そんな極限状態で生きている人物もたくさん登場します、自分には絶対に出来ないことだから、こんな生き方出来たらカッコイイなと、どこか憧れもあります。生きるか死ぬかの、ギリギリで勝負するという事に、ある種のエクスタシーを感じているのでしょう。

また麻雀だけではなく、様々なギャンブルの話も登場します。そして、哲也は全国を回りながら勝負を続けていきますので、当時のその場所、場所の雰囲気も伺えて面白いです。

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『世紀末リーダー伝たけし!』

世紀末リーダー伝たけし!
連載期間 1997~2002
作者 島袋光年
連載誌 週刊少年ジャンプ
出版社 集英社
巻数 全24巻、デラックス版全13巻
あらすじ
生まれた時から既に、ヒゲが生えまくりの主人公たけし。父親のヒロシは周りの人から「リーダー的存在」と呼ばれていて、たけしも尊敬していました。ある日、酔っぱらいの喧嘩を止めに入ったヒロシは巻き添えを受け、命を落としてしまいます。数年後、ポッポ小学校1年2組に編入した、たけしは「リーダー的存在」として、クラスの問題を解決したり、しなかったりしていきます。
ポイント
この漫画はスルメみたいだな~と思うくらいに味わい深いです。基本線はギャグ漫画なんですけど、格闘漫画の部分もあったり、後、意外とホロリとさせる場面もあったり、飽きのこない作品で大好きです。

たけしの放つ名言、珍言にも注目ですね。ギャグと感動は紙一重の所にあるんだな、と思いました。

後半はほとんどバトル漫画となります、みんな小学生という設定を忘れてしまいそうになりますが、屈強な体をしたキャラクター達も、その胸には名札をつけている等、細かい笑いは忘れておらず、楽しめます!

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『ママはテンパリスト』

連載期間 2007~2011
作者 東村アキコ
掲載誌 月刊コーラス
出版社 集英社
巻数 全4巻
あらすじ
作者である東村アキコさんの子育て奮闘記です。愛息ごっちゃんの成長ぶりがユーモラスに描かれています。キャッチコピーは「すいません育児ナメてました。」
ポイント
とりあえず、ごっちゃんが、ひたすら憎たら可愛らしいですw

お母さんは大変だな~というのが、読んでいて凄い伝わってきます。東村アキコさんは、このように作品としてぶつけられる(作中で困り果てて泣いている描写もあります。)ので、アレですが、普通のお母さんたちは、どうやって発散しているのでしょうか?

エッセイ的な漫画なので、特別変わったことが描かれている訳ではありません、そこにあるのは日常です。ですが、日常にこそ、普段気づかないだけで、こんなにもドラマがあるんだな~と思いました。そこを突いてくるのが上手いですね。

読んでいて気になったのが、旦那さんが、作品の最初の頃に登場したのですが、それからは一切出てこなくなってしまいました。気になって、調べたのですが、どうやら初めから旦那さんは仕事が忙しくて、別居婚という形を取っていたみたいです。そして物語の最後では触れられていますが、結局離婚に至ったということでした。

東村アキコさんと、愛すべき悪ガキ「ごっちゃん」の、実際は凄い大変なんだろうけど、読んでいて心が温まり、可愛さが伝わってくるハートフルギャグ漫画です。