前回はちょっとダークな感じの作品が多かったのかな~と思います。暗い感じのストーリーが特に好きであるという訳ではないので、決して暗い奴だとは思わないで下さいw
それでは、ドンドンおすすめ作品を紹介していきたいと思います!
『GIANT KILLING』
連載期間 | 2007~ |
作者 | 綱本将也、ツジトモ |
掲載誌 | モーニング |
出版社 | 講談社 |
巻数 | 既刊1~42巻 |
あらすじ
リーグJAPANフットボール1部所属のプロサッカーチームのETUは以前は日本代表のスター選手、達海猛を擁する強豪でした。その達海がプレミアリーグに移籍すると、人気・実力ともに低迷し2部へ転落してします。達海もプレミアデビュー戦で再起不能の重症を負うと、そのまま消息を絶ってしまいます。そして10年後、、、1部リーグには戻ったものの下位へ低迷するETUは、起死回生の策として達海を監督に迎えることにして、行方を追うと、達海はイギリスの地方都市で、地元のアマチュアチームを率いて、FAカップでベスト32に導く快挙を成し遂げていました。ポイント
弱小チームETUを率いる達海を主人公として、今までのサッカー漫画には無かった新しい切り口というか視線で描かれている作品です。ちなみに私はサッカー好きですが、戦術やフォーメーションの事とかに、詳しいワケではありませんでした。そのレベルの人が読んでも楽しめますし、なるほどな~と思う所も多くて、ちょっとしたサッカー通になった気分になります。試合中の描写では、ビックリするような必殺技が出てくるわけではないですが、非常にリアルなゲーム展開で実際の試合の内側を覗き込んでいるような、そんな気分になります。
登場人物が非常に多く、しかも細かく描写されているので、たまに「この人どんなキャラクターだったっけ?」と、分からなくなり、何度も読み返してしまった作品です。まだ完結していませんが、ここまででも結構読むのに時間がかかったな~。(読み応えはあります。)
『リベロの武田』
連載期間 | 1991~1992 |
作者 | にわのまこと |
掲載誌 | 週刊少年ジャンプ |
出版社 | 集英社 |
巻数 | 全9巻 |
あらすじ
主人公の武田弾丸(たけだたま)は、サッカー部のある高校を探し13回もの転校を繰り返して、遂にあけぼの高校のサッカー部へ入部します。サッカー経験は少ない弾丸ですが、人間離れした運動量が認められて、最後尾のリベロ(ディフェンダー)のポジションを獲得します。(本人はリベロをよく知らず目立つ攻撃のポジションではないということで最初は落ち込みます。)徐々にリベロの重要性や、攻撃性を学んでいき、その脅威のキック力を活かした必殺シュート「バズーカ・チャンネル」を編み出し、インターハイ予選へと向かっていきます。ポイント
この漫画は凄いです。とりあえず普通にサッカーしていたのって本当に最初の方だけだった気がします。(それでも普通ではないですがw)まず主人公の弾丸の見た目が2頭身で、楕円形とも呼ばれています。そして試合中の動きや、普段もそうですが、人間としての動きをしません。リベロという事で、ディフェンスもしますが、いきなり着ぐるみを着ていたり、意味不明なギャグをしたり、さらに、脅威の必殺技「バズーカ・チャンネル」の破壊力は家を丸ごと破壊します。まるで自然災害並みです。そんなシュートを受けた相手は死にます。
他にも、様々な特殊能力を持ったライバル達が登場して、さながら異種格闘技戦がサッカーのフィールド内で行われているような、もうハチャメチャです。でもなぜか、印象に残る作品で、よく話題にもなりました。あっという間に連載は終わってしまったのですが、当時ジャンプを読んでいた人なら何となく記憶に残っているのではないでしょうか?
特に好きだった所は、弾丸たち、超人変人達が、変態的なプレーをしている横で、もちろん普通の高校生たちもいて、彼らが真面目にサッカーをやっている画がシュールだった所ですw
弾丸に一言、言うとすれば「とりあえず、パンツ履こうか。」ってことですかね~。