一発目、何の漫画にしようか悩んだんですが、やはりコレは外せないという事で「SLAM DUNK」にします。そうなんです、私結構王道好きなのです。
しかしこの漫画は、多分一番読み返してきていてセリフもほとんど暗記しているくらいなので、語らずにはいられないという事で、この作品の個人的名場面をご紹介していきたいと思います。
それまであまりヒットしないと言われていたバスケットボールを題材としたこの作品は、世にバスケットボールブームを巻き起こした国民的漫画ですね。
漫画DATE
| 連載期間 | 1990~1996 |
| 作者 | 井上雄彦 |
| 掲載誌 | 週刊少年ジャンプ |
| 出版社 | 集英社 |
| 巻数 | 全31巻、完全版24巻 |
あらすじ
中学生活三年間の中で女の子にフラレまくった、バリバリのヤンキー主人公、桜木花道が、傷心のまま高校に入学しそこで赤木晴子というバスケットボール大好き美少女に一目惚れします。元来お調子者で立ち直りの早い桜木花道は、この春子ちゃんに気に入ってもらおうとする一心でバスケットボール部に入部します。
その持って生まれた抜群の身体能力を、今まではケンカにしか活かしていなかった桜木がバスケットを始め、段々とその才能を開花させていくとともに、その魅力にハマり始め、いつしかチームにとってなくてはならない存在となっていきます。
いよいよ名場面BEST3
それでは、私が選ぶ名場面集ベスト3をいよいよ発表していきたいと思いますが、一発目という事でかなり悩みました。またこの漫画自体が名場面のオンパレードなので久しぶりに読み返し、本当に考え抜き選んでみました。それでは発表します！
第3位「あいつも3年間頑張ってきた男なんだ。侮ってはいけなかった」
まずは第3位からいきます。そう、この場面です。このセリフは敵将の田岡茂一が言ったものなのですが、神奈川県予選の勝ったほうが念願の全国大会への切符を手にする大事な一戦でのワンシーンです。
桜木がいる湘北高校は3年生でキャプテンである大黒柱赤木と、その彼とずっと苦楽をともにしてきた同級生であるメガネ君こと、小暮の2人があまりの練習の過酷さに退部者が続出し、廃部寸前までいった所から、屋台骨として支えてきたチームです。
そんな湘北に問題児ではあるけれども、派手で確かな実力をもつ三井、宮城、流川、桜木という個性的なメンバーがチームの主力となり、ほとんど出場の機会を失っていきます。しかし小暮はチームが強くなるためには必要な事と割り切りチームを支え続けます。
そんな大事な一戦で相手は宿敵陵南高校。互いに譲らぬ展開の中で迎えた終盤、総力戦になりコートへと送り込まれた小暮。しかし大事な局面で相手の監督、田岡は小暮をフリーにして他のポイントゲッターにマークを集中させます。
そんな時フリーの彼に1本のパスが通ると、迷わず小暮はスリーポイントシュートを放ちます。時が止まったかのようにキレイな弧を描きボールはゴールに吸い込まれ、湘北高校に全国への切符を確実にする得点がもたらせられます。
その時、小暮の3年間の頑張りが集約されたようにチームメイトが彼に駆け寄ります。（ヤバい、書いてても泣きそうになる、笑）
という訳で第3位はこの場面にいたしました！
第2位「くそ・・どうしてだ、なぜ今・・・。骨が折れても良い・・歩けなくなっても良い・・やっとつかんだチャンスなんだ！」
第2位はこの場面です。こちらも神奈川県予選の試合での一コマ。決勝リーグにコマを進めた湘北高校の初戦の相手は、全国的に強豪校として有名で神奈川県の中では常に勝つ「常勝」を義務付けられている海南高校。全国大会の舞台を夢見る、主将赤木にとっては3年間常に頭の中にはこの海南高校と全国の切符をかけて戦うシーンが描かれていました。
そんな赤木が最後の大会で迎えた海南高校との一戦で序盤から絶好調の赤木は、相手チームの主将である、牧をも感嘆するプレーを見せますが、そんな中ゴール下でリバウンドを争った時に足を怪我してしまいます。
一度治療のためベンチに下がった赤木の足は、ドンドン腫れてきていて骨に異常があるかもしれない重体でしたが、赤木はテーピングでガチガチに固定して強行出場しようとします。それをマネージャーの彩子は制止しています。
そんな時に赤木が悔しさを、あらわにする場面です。寡黙で不器用な男、赤木は実力的には全国でもトップクラスに入るものを持っていながらチームメイトにも恵まれず、万年悔しい思いをし続けてきました。そんな赤木がやっと手にした挑戦権、そしてその序盤でのこの大怪我。やりきれない気持ちが、なんとも言えないこの場面を2位とさせていただきます！
名場面を振り返ってみて
本当は1位まで一気にいこうとしたのですが、他にも今回入らなかった名シーンが、まだまだあるので次の更新で1位と併せて発表したいと思います。というのも思い出して書いている途中でも、ちょっと気を許すと泣けちゃう名場面達が満載の作品なので結構大変です（笑）私は以前知人にSLAM DUNKの素晴らしさを話していて、その知人は読んだことはあるくらいの感じだったので、熱く話していたら「しょせん、バスケットやってるだけじゃん。」と言われ、「フンガァァァァァァ！」となったことがあります。こんな奴とは仲良くできーんと、思ったものでした。
という訳で次回もSLAM DUNKの名場面を振り返りたいと思います！
