今回は前回の続きで、ボクシング漫画「はじめの一歩」の中から、私がオススメしたい「ベストパウド3」といたしまして、その第1位について書いていきたいと思います。

ベストパウドを3つ選ぶとなった時にでもベストはコレだなと、すぐ頭のなかに浮かびました、それだけ好きな試合です。今まで数多くのキャラクター達の繰り広げてきた名勝負の中でもこれほどのインパクトを残した試合はないのではないでしょうか?

それでは書いていきたいと思います。

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第1位 「アンタ・・・最高のセコンドだぜ」

と、いうわけでやはりこの試合でしょう!

「WBC世界ジュニアミドル級タイトルマッチ 王者ブライアン・ホークVS挑戦者・鷹村守」、この試合が収録されているのは単行本の42巻~44巻なのですが、試合前の伏線や、試合後の話まで含めて読むと面白さと感動が倍増です。

鷹村守というのは天才的なボクサーで、ほぼ完成されていた素質の上に鴨川会長の徹底した基礎の指導により、その才能をさらに開花させたボクサーとしては完成形のキャラクターです。

ちなみに主人公の幕之内一歩がボクシングを始めたのも、この鷹村守の影響です。

それまでの鷹村の試合は、その圧倒的な強さのため比較的あっさりと終わってしまう事が多かったのですが、この試合は始めての世界戦ということもあり、試合前のブライアン・ホークとの因縁から、鴨川会長との師弟関係等、盛りだくさんの内容になっていて、一瞬「あれ、この漫画終わるんじゃない?」と思ったくらいです。

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ボクシングにだけは、嘘をつきたくない

鷹村守は基本的にふざけているし人間的にヒドい所も少々ありますが、ボクシングにだけは常に真摯に向き合っています。

この試合ではジュニアミドル級で世界挑戦をしていますが、本来は一つ上の階級のミドル級でそれでも骨格的にはヘビー級でもおかしくない鷹村は死ぬほどキツイ減量を行っていますが、文句も言わず(たまに減量失敗してヒドい事になります笑)ひたすらキツイ練習に打ち込んでいます。

もともと手のつけられない不良で体力が有り余っている所を鴨川会長に拾われ普段はケンカばかりしていますが、鴨川会長が始めて世界を取れる素材だと惚れ込んだ鷹村は会長への恩返しの意味も含めてこの一戦を戦います。

ブライアン・ホーク=鷹村守

一方、対戦相手のブライアン・ホークは、鷹村と同じタイプです。

決定的に違うのは鷹村が会長に出会いその才能の上にひたすら努力を重ねたのに対し、ブライアン・ホークは才能一つで世界チャンピオンにまでなってしまったという点です。

全ての日本人ボクサーの思いも込められた鷹村の死闘は何度読んでも感動間違いなしです。

一歩たち後輩も言っていますが、読んでいる方としても鷹村の負ける所は見たくないなと思います。

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鷹村守は最高のボクサーなのか?

ボクシングは、いわゆる体重によって階級が分かれているので同じ条件だと誰が一番なのかというのは難しいですけれど、作者の森川ジョージさんも、作中のキャラクターの中で、身長体重などの条件を同じにした場合の最強ボクサーは鷹村だと言っていますので、ボクサーとして一つの理想形なのかもしれませんね、なので普段のヒドい行いには多少目をつぶりましょう!

ちなみに熊にも勝っています!

そんな鷹村は一度、熊に襲われた事があり、その時なんと熊をもKOしています笑

なので、もはや何回級制覇なのかよくわかりませんが、これからも漫画の中とはいえ日本人には夢のようなボクシングロードを歩いていってほしいな~と思います。

ちなみに、この作品は何巻まで続くんですかね~、そのあたりも気になりますが終わりが気になるので最後まで読み続けたいです!